正方形のために組み立てられたポーズ
レイトンは人物の体を圧縮するように配置し、曲げられた脚、胴、腕が円環状の動きを描くようにした。布の襞が、不自然になりかねない体のつながりを隠しながら、色彩を全身へと導いている。透き通るオレンジ色の布は、眠る人物の存在を感じさせるだけの体の輪郭を見せつつ、絵全体の装飾的な統一感を保っている。
目に見える形をとった暑さ
この題名は、特定の物語を示すものではない。その代わりに、色彩と姿勢が、重苦しい夏の午後を思わせる。オレンジ色は、冷たい灰色の大理石と遠くの青い水面を背景に、光を放っているかのようだ。上気した頬、はだしの足、力の抜けた手が、この暑さを気象現象としてではなく、身体そのものが感じるものとして伝えている。
見失われかけた名画
画面右上に描かれた夾竹桃は、危険や死を暗示するものとしばしば解釈されるが、確定した読み方は一つではない。絵そのものも数十年にわたって人々の目から遠ざかっており、1960年代にルイス・A・フェレがこれを入手した当時は、時代遅れの作品とみなされていた。今日ではポンセ美術館を代表する一点となっている。
難しいポーズを、たやすく見せる
眠る人物は、片腕を頭の下に置き、曲げた脚を画面の手前へと押し出すようにして、ほとんど円に近い形へと折り畳まれている。レイトンはこの圧縮された体の構造を解決するために、数々の習作を重ねた。透き通るオレンジ色の布地がその難しさを和らげ、膝から肩、髪へと長い曲線を渡らせることで、体はやがて一つの連続した形として見えてくる。
欄干の上には毒を持つ夾竹桃の花が描かれ、眠りのかたわらにある死をしばしば思い起こさせるとされる。そうした連想もあり得るが、色彩と配置の効果も同じくらい重要である。この小さく淡い花は、画面を支配するオレンジ色に区切りを入れ、遠くに見える細い海の帯の近くに置かれている。暖かな布地が画面手前を満たす一方、その向こうにはより涼しく、遠く隔たった世界が続いており、この安らぎがどこか閉ざされ、わずかに危うさを孕んだものに感じられる。
出典と参考資料
- ポンセ美術館 コレクション記録作品情報、収蔵の経緯、コレクションの沿革について。
- レイトン・ハウス「燃える六月」レイトン晩年の作品、構図、歴史的背景について。
