重圧のもとにある大聖堂
ソールズベリーの尖塔は構図の垂直の軸であり続けているが、暗い雲と筋を引く雨がその明瞭さを脅かしている。コンスタブルは英国国教会の改革をめぐる論争のさなかにこの絵に取り組み、感情のこもった言葉でこの作品について語っている。風景はその緊張感を担いながらも、単純な政治的風刺画に堕することはない。
前景に横たわる困難な道
画面左下では一組の馬が荷車を水の中で引き、犬が岸辺からそれを見守っている。これらの小さな人物や動物が、前景に抵抗と労苦の感覚を与えている。川面は光の断片を映し出しているが、倒れた枝や荒れた草木が、大聖堂へと至る安易な牧歌的な小道を許さない。
友情に向けられた虹
この虹は最初の展示のあとに描き加えられたもので、コンスタブルの友人である大執事ジョン・フィッシャーの家に向かって弧を描いている。それは嵐のあとの希望、賛辞、あるいは和解を示しているのかもしれない。この天候はいくつかの細部において現実にはあり得ないため、実際に観察された一つの空の記録としてよりも、意味を込めて組み立てられたものとして読むのがふさわしい。
道徳的な風景として組み立てられた嵐
この絵は、本来同時には起こりえない出来事の数々を一つにまとめている。荒れる雲、冠水した地面、犬、荷車、墓、そして大聖堂に向けられた虹である。コンスタブルは実際の気象としてあり得るかどうかではなく、反復する曲線と斜線によって全体の統一感を築いている。虹は暗い空模様の弧に呼応し、尖塔はその両方を風景へとつなぎ止めている。
当時の英国国教会をめぐる論争は、この大聖堂に政治的な意味と同時に霊的な重みをも与えていた。それでもこの絵は、一つの立場を図式的に示すことを拒んでいる。建物は遠く、前景の道のりは険しく、希望は嵐のあとの不安定な光を通してしか現れない。コンスタブルと大執事ジョン・フィッシャーとの友情は個人的な層を加え、公的な制度と私的な感情とが同じ空模様を分かち合うことになる。
出典と参考資料
- テート・コレクション作品ページ作品情報、政治的背景、フィッシャー、虹について。
- メトロポリタン美術館、ジョン・コンスタブルコンスタブルの風景画制作についての美術館による解説。
